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略歴

1952年  横浜に生まれる

1974年  創形美術学校版画科卒

1974~1979年  楡の木画廊、藍画廊、ギャラリー21、京都市立美術館、神奈川県立ギャラリー、横浜市民ギャラリーにて、個展、グループ展

1981~1983年  文化庁在外研修員として渡米

1984年  版画工房”エディション・ワークス”設立

1995年  アメリカに移住



2014 "Vigorous Showa"展、Brooklyn, NY  Artt Statements, 香港
2013 個展  Artt Statements, 香港
2011 個展  Artt Statements, Tokyo
2011 Los Angeles Art Show, USA
2010 SH Contemporary Shanghai, China



作品について

よく言われることですが、外国にいると自分の生まれ育った国のことがよく意識にのぼるようになります。私も例外ではなく、長く日本から離れた地に住むにつれ、自分が生まれ育った国である日本、自分がそこで呼吸した時代、ひいてはその歴史と文化に対する興味と感慨は深まるばかりです。

私達、戦後生まれの世代はアメリカ文化の強い影響の下に育ちました。それはアメリカに対する憧憬と、自国の伝統に対する軽視となって私のなかに巣食い、あらためて自分の生まれ育った環境を見直すに到るには、アメリカに居を移してから更に五年以上の歳月がかかりました。

私の作品は、日本の伝統文化、また自分が生まれ育った昭和という時代にたいするオマージュであり、憧れであり、ノスタルジアであり、更には大きな疑問符でもあります。

或る一世代の精神風景として、御笑覧いただければ幸いです。

菅井祐一
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